アシュタンガヨガ修行の旅(2022年2月)⑦

1年前の今日はまだインドにいました。

コロナ陽性となり帰国出来ず、一人マイソールに残って療養していました。

帰国するにはPCR検査の陰性証明書が必要でした。

 

2月24日マイソールでの練習最終日、この日も体調がおかしかったのですが平熱だったのでシャラに行きました。練習後、PCR検査の結果が陽性だったので今後について相談したいというメールが来ていました。

英語が得意ではないのでPCR検査はバンガロールにあるジャパニーズヘルプデスクに依頼して日本語でやりとりをしていました。

帰国出来ないという現実にショックを受けていましたが、やらなければならないことがいろいろとありました。

 

・飛行機のキャンセル

・アパートの延長

・visaの延長

・家族に連絡

・診察

 

まず、大家さんのプラディープさんに連絡をして帰国出来なくなったこととアパートを延長することを伝えました。アパートは次に入る人が決まっていたので、同じ通りにあるゆうこちゃんが住んでいたアパートに移ることになりました。プラディープさんは最後まで面倒見るから心配しないでと言ってくれて本当に心強かったです。

 

次に、ANAに電話をして飛行機をキャンセルしました。今回はこういうこともあるだろうと無料で変更出来るチケットを購入していました。ここでも日本語の対応だったので助かりました。今後も飛行機は日本の航空会社を使おうと思いました。

 

次に家族に連絡をしました。まずは夫に連絡をしたら、「それ、みたことか!」

「と言いたいとこだけど、体調は大丈夫?」と言ってくれました。

あとは、埼玉にいる私の両親と妹、福島にいる義理の母に連絡をしました。

 

次にジャパニーズヘルプデスクで診察の予約をしてもらいました。バンガロールにある病院でオンライン診察を受けることになりました。ジャパニーズヘルプデスクの村井さんが通訳に入ってくれて安心して診察を受けることが出来ました。症状は軽かったので飲み薬が処方されて、プラディープさんに薬局へ行ってもらいました。

 

visaは30日間だったので延長の手続きをしなければなりません。これが一番大変でした。

ジャパニーズヘルプデスクの村井さんが調べてくれて、コロナ陽性でvisaを延長する場合はオンラインで手続きをします。eFPRROというサイトで、手続きには必要な書類がいくつかありました。

 

・PCR検査陽性の結果

・滞在場所の住所を証明する書類

・大家さんの身分証明書

 

滞在場所の住所を証明する書類がどういうものなのかわからなかったので、在ベンガルール日本国総領事館に電話をして日本人の片桐さんという方に教えていただきました。大家さんが私に部屋を貸していると一筆書いてもらえば良いとのことでした。片桐さんにはこの後も何度も電話をしてお世話になりました。

 

eFPRROで必要事項を入力して(普通のvisaを申請するときと同じくらいたくさん項目があります)すべての書類を画像データでアップロードするのですが、時間がかかる上に途中でかたまってうまくアップロード出来ないのです。その間にサイトがメンテナンスとかで止まってしまったりして申請するのに3日間くらいかかりました。

ここでも日本では考えられないようなことが次々と起こります。

Visaの期限が切れてしまうので心配して片桐さんに電話をしたら、コロナ陽性だから不法滞在にはならないのでゆっくり手続きして大丈夫だと言われて安心しました。

あまりにも時間がかかるのでVisaが承認される前に帰国することになるのではないかと心配していました。Visaは1週間後に無事承認されました。

 

いろいろとやることがあり1週間はあっという間に過ぎましたが、visaが承認されたあとはとくにやることがなくなり一日が長く感じました。

 

1週間後、体調も良くなったので2回目のPCR検査を受けましたがまた陽性でした。いつ帰国出来るのか不安でさすがに精神的に落ち込んでしまいました。

 

さらに1週間後の3月9日、3回目のPCR検査を受けて結果は陰性でした。

10日の朝に結果の連絡が来たのですぐに陰性証明書を作成していただき、ANAに電話をして飛行機の予約をしました。11日の早朝バンガロール発の飛行機でした。

3月10日、夜遅い時間にマイソールを出てタクシーでバンガロール空港へ向かいました。