アシュタンガヨガ修行の旅(2022年2月)②

出発の2日前、福島から埼玉の実家へ向かいました。
インドへ渡航するには、72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要だったからです。

予約をしていた実家近くの病院へ向かいましたが、感染再拡大の影響で駐車場まで長い列ができていました。

受付で告げられたのは、
「海外渡航用の陰性証明書は今は対応できません」という言葉。

予約していたはずなのに——
そう思いましたが、目の前の状況を見て何も言えませんでした。

陰性証明書がなければ飛行機には乗れません。
一度家に戻り、落ち着いてから受け入れてくれる医療機関を探しました。

何件も電話をかけ、ようやく有楽町のクリニックで予約が取れました。

検査結果は翌朝出るとのこと。
しかし当日の朝、クリニックから電話が入りました。

「再検査になりました。結果は午後になります。それまで外出しないでください。」

一瞬、頭が真っ白になりました。

もし陽性だったら。
インドへ行けないだけでなく、実家に帰ってきたことで高齢の両親にうつしていたら——。

急に心臓が早く打ち始めました。

こんな時こそ、ヨガニドラー。

呼吸に意識を向け、なんとか気持ちを落ち着かせながら結果を待ちました。

午後、再び連絡が入りました。

「陰性でした。証明書を取りに来てください。」

その言葉を聞いた瞬間、力が抜けるほど安堵しました。

そこからは、インド政府へのAir Suvidha申請や各種書類の準備。
陰性証明書、ワクチン接種証明書、申請書類がすべて揃ったのは出発前夜の21時頃でした。

翌朝5時に起き、母に見送られて実家を出発。
父は前日の慌ただしさで疲れたのか、静かに眠っていました。

羽田空港に到着し、福島から送っていたスーツケースを受け取りチェックインへ。
手続きは意外なほどスムーズでした。

搭乗口で合流したゆうこちゃんと顔を見合わせ、ほっとしたものの、
出発前の準備ですっかり疲れ切っていました。

本来なら高揚しているはずの瞬間。

けれどそのときは、ただ「やっとここまで来た」という気持ちでした。

続きはまた!